結論:確かに冷えるが、静音性重視なら調整必須
※本記事はARCTIC様からご提供いただいた製品の紹介記事となっております

ざっくり総評
高い静音性と多機能搭載で人気を獲得したLiquid Freezer III 360の進化版が登場!確かに冷却性能は向上しているが、その分ファンノイズは増えている。ただ、ファン回転を55%程度に制限すれば、従来よりも高い冷却性能を、より少ないファンノイズで使う事が出来る!より自分の好みに合わせて調整できる製品となっている。

Liquid Freezer III Pro 360 ARGBのスペック
【特徴】
・新型のP12 Proを搭載
・VRM冷却ファン搭載
・大型ラジエータ搭載
・配線はヘッド側に集約
搭載ファン:P12 Pro シリーズ

Liquid Freezer III Pro になって変わったことは、搭載ファンが「Pro」シリーズという強力な新型ファンを搭載している。これまで搭載していた「P12」と比べ、ファン回転数が圧倒的に強化され、静圧も3倍以上。

驚くべき点は、A-RGBファンになってもその性能に変化が無いことだ。
VRM冷却ファン搭載

ヘッドカバーには、VRM冷却用のファンが内蔵されている
配線はヘッド側に集約


A-RGBケーブルはヘッド側から1本、ファンケーブルもヘッド側から1本 合計2本を接続すれば、配線作業が完了する簡単設計。
ただし、ファン回転数を制御する場合は、VRMファン、ラジエータファン、PUMPファンが分かれたケーブルも付属しているため、そちらを使う事をお勧めする。
大型ラジエータ搭載

一般的な27mm厚のラジエータではなく、38mmの大型ラジエータ搭載

紹介製品の外観と価格
外観
紹介製品:ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB
黒くて渋くてカッコいい!A-RGBも綺麗で非常にお洒落!







注意点
ポンプのチューブが下側に来るように設置する必要がある。
そのため、M.2 SSDのヒートシンクが巨大なマザーボードの場合、干渉する可能性がある。

販売価格
Liquid Freezer III Pro 360 Black ARGB:21,980円
Liquid Freezer III Pro 360 White ARGB:22,980円
Liquid Freezer III Pro 360 Black:18,980円

Liquid Freezer III Pro 360の性能比較


冷却性能
CineBench R23(10分間)
Multiスコア

CPU温度

ファン回転速度

動作ノイズ

CineBench R23 CPU温度変化

Liquid Freezer III 360と同等のノイズで揃えた時

Hyper Flow ARGB 360と同等のノイズで揃えた時

AviUtl H.264動画エンコード FHD 8分


まとめ

良い点
・前世代比で4℃程度冷えるようになった
・ファンが強化され、回転速度が最大3000rpmに
・ファン回転数を下げても、前世代より冷える
・配線がヘッド側に集約されている
悪い点
・最大回転数時はファンノイズが大幅に増加
・静音性重視の場合はユーザによる調整が必須
・M.2 SSDヒートシンクの干渉に注意が必要
コメント
ブログ投稿お疲れ様です。
動画見てて水冷よりファンの方に注目しており、ヨドバシで予約したP12 Proが先ほど届きました。
MUGEN6 BEとHyper612 APEXに装着して9800X3DでCinebench R23を10分回したら以前は90℃前後だったのが、85℃程度にまで収まりました。
※ファン全開時は掃除機かってレベルで煩いですけど…
それでも、この冷却性能で定価1500円はコスパ抜群で、Arcticの技術力と、安く仕入れてくれたSyctheの輸入販売力に感謝です。
動画を見てLFIIIpro360光らないやつを購入しました
9950X3DでCINEBENCH R23を10分回しても80℃いきません(ファンポンプ個別自動制御)
ベンチやゲームの重い場面ではクソうるさいですが普通に使う分には静かです